かわいいキャラを描くコツって……?!

卒業制作の次に仕上げた漫画でデビューされましたが、当初はどのように制作をしていましたか?

いわさき専門学校2年間のことだけしか学んでいなかったので、デビューしてからは自分の力の無さを補うために、ボロボロになるまでたくさん漫画を読んで、参考にしていました。どうトーンを削ったら海に見えるんだろう、本屋はどう描いたらいいんだろう……と、いくら練習していても、初めて描くものばかりで、本番で練習していましたね。ミリペンで描いている漫画家さんに憧れて、初連載の『ポポ缶』第1話で試したこともありました(笑)。

現在はどのように制作をしていますか?

いわさき普通の紙にページ割りをして、脳内で再生できる程度の台詞やコマを描いて、何回か読み直して、コピー用紙に簡単にネームを描きます。漫画制作で一番頭を悩ますのがネームですね。出来上がったネームを客観的に見るには時間がかかるので、8割9割まで詰めた時点で、担当さんにダメ出しをしてもらって、残りを詰めます。

オチやギャグの構成はどう考えていますか?

いわさき大きなオチを考えてから、それに見合った入りを逆算するのが普通なんですが、入りから考えるので、出オチが多いですね。昔は、ギャグでも見せ場でもページめくりでいいシーンが入るように意識していました。でも、今は会話の掛け合いが面白いと思ってもらえるような漫画を描きたいので、ページめくってドカーンとギャグが繰り返されるコテコテのギャグ漫画形式をはずしています。コマの端やページの最後にオチやギャグがソロッとある感じですね。

かわいいキャラを描くコツを教えてください。

いわさきそれを知りたいです……!二次元の女の子に興味があれば、かわいいポイントがわかるんですが、あまり興味がなくて、どこにかわいさを求めていいのかわからなくて……。デビューした頃、上手な先輩方の絵を研究して頑張ってかわいくなるように描いていたのですが、何年か経って自分の手癖で描くようになると、どんどんかわいくなくなってしまって……意識しないとかわいくならないんです……。六等身のキャラを専門学校の時に初めて描いたくらい、小さい頃から二等身キャラを描き続けた僕としては、二等身キャラがかわいいと思っています!

ケメコが生まれたのは、二等身キャラが好きだったからでしょうか?

いわさきそうですね。あと、六等身のキャラばかりを背伸びして描いても、渡り合えないのが目に見えていたので、得意な二等身のキャラを描こうと思ったのも理由です。

2001年にデビューし、2015年デビュー14周年目ですが、今日までの支えは何でしょうか?

いわさき根拠のない自信と家族のいろいろな支えです。現に仕事のお手伝いもしてもらってますので(笑)。

最後に、漫画家を目指している人達にメッセージをお願いします。

いわさき今の学生さんと世代が違うので、何と言っていいのかわかりませんが……早く持ち込みをしましょう。ネット上で発表や賞に応募、上手くなってからではなく、プロの人間にダメ出しされて、ボコボコに傷ついてください(笑)。若い頃の方が立ち直りやすいからね。そして、漫画を描くことで一番大切なのは、漫画を描くことを続けることです。周りから「下手だ」「つまらない」と言われても、描き続けた者勝ちです。あと、「客観的に自分の漫画を見ましょう」とよく言いますが、下手なのを目の当たりしたら描きにくくなるので、客観的に見なくていいです。後になって「よくこんな下手な絵で漫画家になりたいと言ったな」と言えればいいんです。

いわさき先生色紙