ここで少し小休止ということで、pixivなどにあげられているイラストについて。ファンの方なら先生のpixiv絵にある一定の偏りがあることをご存知かと思われます(笑) 個人的に、男の子にショタが多いのがグっときます。

クール同志ですね!そもそも男が受けのジャンルが少ないのもあって、逆レイプ搾精系のエロ漫画がどんどん出てきてほしいなと個人的に思っております。

すごい量のイラストを投稿されていますが、「漫画を描く息抜きに絵を描く」といった感じなのでしょうか。

クールそうですね。ラクガキをするとスカっとします。欲望消化というか、一発抜いて落ち着くみたいな感覚ですね。

twitterでも盛んに落書きをアップされていますが、どういった時に描かれるのですか。

クールわけもなく勃起していたときです。描いて自分を高ぶらせてから他のエロ媒体に手がのびるので、普通の人に比べ手順が一つ増えたような感じですね。

いわゆる「自給自足」はできていますか?

クール絵では無理でしたがテキストなら成功したことがあります。自分で描いたテキストを、時間が経って忘れた頃に読み返したらいけました。


ターニングポイントは突然に

ここからは、商業での活動についてお聞きしていきます。まずは初単行本となった『旦那が何を言っているかわからない件』について。この作品を描こうと思われたきっかけはなんだったのでしょうか。

クールpixivでも漫画を描こうかなという気持ちがふっと湧いてきたときに、昔のノートを見返してみたら以前に描いた初期段階の漫画が載っていて、懐かしくなって描いてみたのがきっかけですね。

その「旦那が~」の元となった漫画は、2ちゃんねるの新ジャンルスレに投稿していたとか。そのときは友人をモデルに描いたそうですね。

クール「回転寿司屋のバイトのVIPPER」ですね。友人がモデルだったのはオタク部分とビジュアル部分という初期だけで、ハイテンションなとことかは一般的なVIPPER属性から来ています。友人の反応は、「全然似てねー」とのことです。まぁそもそも結婚してませんしね、彼。

主人公の奥さんであるカオルさんのキャラクター像はどのようにして固まっていきましたか。オタクな旦那の相手として、話が通じるオタク同士ではなく、普通の一般人キャラにしたのはなぜでしょうか。

クールサバサバした女性が結構好きなので適当に作りつつ……オタクと一般人のカプは、お互いに空気を読めば割りと成り立つかなと思いながら描きました。その時の「空気を読む」という意味は、相手に合わせるというより「相手の気質を理解した上で最善の行動が取れる」という意味です。

サブキャラである樹瀬夫妻と山田中夫妻との絡みも魅力の一つかと思います。旦那さんとカオルさんのキャラを考えているときには既にこの4人を出すことを想定していたのですか。

クールこれも適当です。友人キャラを誰か出そうとしたときに、適当に過去作から引っ張りました。

そのように、気楽な気持ちで描かれていた作品がきっかけで商業デビューに繋がったのは驚きです。ちなみに、ウェブで作品を投稿し続けることがデビューに繋がるというのは、少しでも頭にありましたか?

クールいえ、自分は一生WEB漫画描いているんだろうなと思っていました。それまでペン入れをまったくしてなかったので、商業原稿の勝手もわからないし無理だろうみたいな気分でした。単行本化の話が来たときには、「そんなこともあるんだな」といった感じで、他人事みたいな気分でしたね。

既に三冊も単行本が発刊されていますが、最初から描いたものはすべて単行本にすると言われていたのでしょうか?

クール特にそんな話はなかったですね。原稿がたまったら単行本にするという感じで。ペン入れしていないシャーペン線画だとどうしても、これ単行本にしちゃっていいのかな……と毎回気兼ねしながら描いています。

自分の周りの友達が描いたラブコメ作品を見ていると、「まだ照れが残っているな~」と感じるようなことが多いのですが、それこそ殴る壁が無くなるほどのラブコメシーンを描くためにはどうすれば良いのでしょうか?

クール自分とまったく関係ない世界だと突き放した先に見えるものがあります。